他人を見下しているのか

他人を見下す若者たち (講談社現代新書)

他人を見下す若者たち (講談社現代新書)

25歳の自分もここに書かれている若者たちのカテゴリーに入るのだと思う。仮想的有能感は他人をどう見るかという1つの他者評価を基盤にしたものである。自尊感情は自分の過去経験に規定された自己評価の概念である。この2つのフレームワークで理解することができることは新し知識だった。
自分の経験からでは、現在は高度成長期と比べて裕福になって大きなことに挑戦することがなくなった。必要なものはすべてそろってしまっていて上に聞けばだいたいはわかるようになった。このような中で自分で何かを成し遂げるような機会を得ることがなくなった。
社会にでてからは『わからない』が基本なのでまた学生時代とは意識が違うのを実感する。リスクをとってイノベーションを起こすのが現代の流行になっていることを意識する。