「スカイ・クロラ」における生と死

どうも〜。
前回の記入が2月なので、半年以上ブログ書いていませんでした。

今日は「スカイ・クロラ」という映画を見ましたので感想を残しておこうと思います。公開されたのはもうだいぶ前でしたけれでも、攻殻機動隊で有名な押井守監督の作品なのでテレビでもよく紹介されて知っている人は多いと思います。

ストーリーを簡単に説明すると、キルドレと呼ばれる永遠に子供のまま生き続ける少年たちが、戦闘機乗りとして淡々と生きる様子を書いた作品です。
淡々に感じたのは、作品中で私が疑問に思う「キルドレって何?」「なんで戦争があってるの?」てことには触れずにどんどん進んでいくためでした。疑問が解決されずに進んでいくことが映画に引き込まれるスパイスになっているのかも知れません。

また映画に引かれたのは ”永遠の生と死との戯れ”というテーマでした。永延に生きることができる子供達が、なぜ死と生の駆け引きの中で永延を過ごすのか。ということです。
よく聞くお話では永延の生は、誰もが欲しがる願望として描かれるのが普通でした。それが永延をうれしいとも悲しいとも感じずに、ただ飛行機に乗れることを希望として日常を書いています。

私にはこの映画から、なんの為の生なのかということが疑問が感じられます。生きるだけでは死と変わらない。飛行機に乗れるという目的が最上のこと。
病んでる映画だとは思いますけれども、空想に浸れておもしろい映画です。