『わかる』とはどういうことか ―認識の脳科学
- 作者: 山鳥重
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2002/04/01
- メディア: 新書
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言葉で表現しにくいことがうまく文章にされていてすごい。目次に上手にまとめられている。
まず
2章 わかるための手がかり→→→記号
3章 わかるための土台→→→記憶
が必要になる。
次にどんな時にわかったと思うのかというと
- 直感的にわかる
- まとまることでわかる
- ルールを発見することでわかる
- 置き換えることでわかる
わかるとは次に分類できる
- 全体像
- 整理する
- 筋が通る
- 空間関係
- 仕組み
- 規則に合う
最後にどうやって実践するか
前提
知識の網の目のおかげでわかるものとわからないものが区別できる。
実践
複数の現象をしばらく同時に把握する。込み入ったものは文や図などのメモで作業記憶を強化する。わかったことは行為に移せる。言葉にしてみたり、図にしてみればよい。わかったことは応用できる。原理的理解ができていること。理解には深浅がある。
非常にいい本だった。